金型は、様々な工程を経てできるものなのです。
どの様な工程で、どのぐらいの時間をかけて、どの様なものが出来るのか。その一例をご紹介します。
ユーザーから支給された製品のデータを弊社にて各工程の造形をし、成形解析を行います。
ユーザーから金型・受注後、製品が量産時にスムーズに流れる様に打ち合わせをし、それに基づいてレイアウト図と金型設計図を作成します。
ソリッドモデルを基に、加工シミュレーションにて工具干渉、破損のない加工データを作成し、各機械へ送ります。
材料入荷後まず大型機械、小型機械等で作業者が金型図面を見ながら一次加工を行います。
一次加工が終了した金型本体に、鋼材や部品を組付けていきます。
CAD/CAMで作成した加工データを使用し、最新鋭の機械設備により鉄の塊を機械加工により形にしていきます。
機械加工が終了すると、機械で加工出来なかった微細なRの仕上げや、製品形状面を磨いて仕上げていきます。
調整された金型を、サーボプレス（800トン）で、ユーザーニーズにお応え出来る様、フリーモーションでトライ調整して、高品質な金型が完成します。
出来上がったパネルを計測器を用いて計測し、検査治具もしくは、3Dデータにて精度の確認を行います。
”組み立てて初めて分かる金型製品”
実は生活にとても近い存在です。毎日の生活の中にある身近な製品の部品も製作しています。
「気が付けば、金型を使用して作られた製品を使っている」といっても過言ではありません。
実際に、日本国内6～7割は金型で作られている物になります。
例えば、車の部品、家電製品全般、小さなビスからネジまで。フォークやスプーン、鍋などの食器類も金型を使用して作られています。私たちは日々、金型からできた製品を使って生活しているのです。
